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或いは「陽だまりの中の仔猫の住処」と申します..

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last update:230501
夢の乱獲に2つ追加(「C死病の恋人」「B間に合わない」)

update:230111
」)
ロロイニャンのフリースタイル思(おも)いに1つ追加(「Eバランス取りたい≒仲介者INFP?」)、 タイプミス収集しゅるに5つ追加、再出発する時の名前案に5つ追加
雑文に「えぶら、かげさんは、れぅ(みかしぎの意)と言った時の事。」追加 、掲示板追加
募集:何かしらのお題やら何かしらほむぺに記載してもいいよ的なもの(イラストレーションなど)

お品書き

about loiol
夢の乱獲
 C死病の恋人
 B間に合わない
 A実際は病院じゃない
 @電車を乗り継ぐ
タイプミス収集しゅる
 現在のタイプミス数→5
再出発する時の名前案
 現在の案数→10
ロロイニャンのフリースタイル思(おも)い
 Eバランス取りたい≒仲介者INFP?
 D妄信と制御の鎖
 C動物のお医者さんのラジカセ犬
 B能ある鷹は爪を隠すどころか姿そのもの隠す
 A水木しげる顔の人
 @ブランデー戦記
ロロイニャンの案
 現在の案数→27
ロロイニャンの「してみたいこと」
 現在のしてみたい数→27
雑文
 「えぶら、かげさんは、れぅ(みかしぎの意)と言った時の事。」
 「まがまがしくて」
 「ばるさな ふら月うぷ日」
 「words」
 「問答集」
 「ジューススタンド・ダイアリー −1」
 「Visionary Vacation」
リンク
掲示板

about loiol

名前:loiol、ロロイニャーン、ロロ井とも
別名:姫川 玲那、狂(キョウ)
別名:砂漠の幻影(ミラージュ)、インターネット儚者(はかなしゃ)
作った音楽の動画 作った動画


夢の乱獲

前提:よく見る夢すぎて「またこの夢か」っていう「よく見る夢」を収集する試み

C死病の恋人
手塚治虫の漫画、火の鳥の鳳凰編とか、何か異形の見た目になってしまった人が水疱瘡みたいな身体にいぼが出来てしまう容姿になってしまうのとかって地味にトラウマなんだけどそういう夢。
あまりセックスする夢って見ないのだけど初恋の恋人とそういう展開になる夢。しかしいざ抱き合ってみると恋人の身体はそういう状態。
えそういう事なのと思うけど抱き合う前までは甘い言葉を囁き合ってたようなのでいきなり「気味が悪いのでやっぱり中断したい」と言い出せずそのまま行為に及ぶ。
心境的にはこんな人とこんな展開になるなんてと嬉しい反面、この人の背負っているハンディキャップを共有してパートナーとしてこれからやっていくのかとブルーな気持ち。

この夢も「一度決断してしまったら取り返しがつかない、決断後に重大な欠点があったとしてもそれを受け入れなければならない」という堅苦しい考えがベースにある。
実際は本当に申し訳ないけどごめんねと去ってしまえばいいのだけど、情に脆いというか悪者になりたくないというか、自分が去る事で相手はどれほど苦しい気持ちになるだろうと思うと踏み切れない思いがある。
ただそれも自惚れが過ぎるというか、実際去った所で相手が本当に悲しむかどうかは場合によるし相手がその事を引きずったまま生きていくかどうかも分からない。
心理学用語で現状維持バイアスというのがあって、結局問題解決するのが億劫だから罪を甘んじて受け入れるという堕落がそこにある。
或いは、こんな身体の人なのだから他には行かずずっと自分と暮らしてくれるだろうという打算があるのかもしれない。


B間に合わない
下記の@のパターンは「どこかに辿り着こうとするけど間に合わない」というものだが、こちらは「早くしないと飛行機ないし列車が出発してしまうのに間に合わない」というもの。両方だるいけどこっちはこっちで本当にむかつく。
パリの共同アパートにいる。友人らと一緒に留学に行ってるらしい。もうすぐ空港に向かわないと飛行機が飛び立ってしまって帰国できなくなるというのに、なかなか部屋の整理と荷物の片づけが終わらない。
部屋は広々しており、棚などが多くそこら中に自分のモノが散らばっている。適当に残して大家さんに後は捨てて置いてもらうとか送ってもらうとか現実的に考えればそうなのだけど、何とか自分で一つひとつアイテムを確認し続ける。
これは必要、これは不必要。これは古くからの思い出の品なので捨てられない。これは友達と一緒に遊んだ時のデータなので消去できない、みたいに留学先にあるはずのない大事なものがあったりするので「適当に捨てておいて」と言えない。
飛行機に遅れる事への不安感も強い。取り返しのつかない事の象徴なのかもしれない。
パリの暮らしは楽しかったはずなのに自分の無計画さでこんな事になってしまうなんてという念も強い。現実の私はこういう事態が好きではないのでできるだけ事前計画して粛々と遂行するタイプではあるのだけど根がぐうたらかつ過去に痛い目に遭っているのでそれがトラウマになっているらしい。

潔癖症というのがあるけれど、汚れ=へま、みたいに考えると私は時間に対する潔癖性があるなと思う。別に遅れても後で調整して帳尻合わせればいいじゃないというタイプの人もいるがどうも無駄にあくせくしてしまうのが夢にがっつり現れて本当に疲れる。
目が覚めてやっぱり夢だったか..と思うと同時に「あの友達との思い出の写真やら動画やら、できたら中身見てみたかったな」と夢の中身が気になってしかたが無い。


A実際は病院じゃない
親戚の住んでるエリアに年に1回行くか行かないかっていう頻度で行ってるんですが、そのエリアの古い駅舎の近くにこれまた年代物の建物がある。
で、その建物が夢の中で小児科として登場する。
実際のその建物は病院じゃないし、確か以前は宿屋だったらしいけどいつも車で通り過ぎるだけなので実態は分からない。
夢の中で出てくるその病院の内部のイメージは、私が小さい頃通っていた小児科そのもので、昼間だと電灯をつけないので窓から差し込む陽光が薄暗い室内をぼんやり照らすという情景がそのまま夢でも出てくる。

その病院は今どうなったかとgoogle mapで見てみると建物はあるけどもう廃院で表札も無く人が住んでる気配はない。
だからその夢を見て目が覚めると、ああまた今は無きあの病院だ..と思うし、親戚を訪問する折その建物を通りかかるとその夢を思い出す。

とにかくさみしい夢なのだけどどこか安寧してる心持ちでもある。その束の間のタイムスリップを楽しんでる。その小児科も結構好きだったので中学にあがっても通ってた。古ぼけてて老先生も淡白だけど清潔感とどこかおじいちゃん感あったし冬にそこに行くとストーブが暖かくて週刊少年サンデーがたくさんあった。

そういう好きな場所というのは何となくまた訪れるのだろうなって思ったまま時間が流れてその後行く事はなかったりするんだけど、その「また来たいな」って気持ちの表れだと思う。


@電車を乗り継ぐ
色んなパターンがあるのだけど総じて初めて行くエリアの路線を何とか乗り継いで目的地を目指して四苦八苦するけどついぞたどり着けないでただただやきもきする。

間違った車両に乗ってしまったりする。
電車の中で路線図を見てうわ間違ってると気付いて折り返すべく途中下車するけど真っ暗でだだっ広いホームで反対車両を待つけど何時までも来ないとか。

あるいは乗りたい電車に間に合わない。
駅がバカ広くて複雑で階段を登ったりやたら長いエスカレーターに乗ってやきもきしたり。複数路線を乗り継ぐので一回改札を入って向こう側から出て別の改札に行かねばならないとか複雑。

リアルの体験で時間ギリギリで乗り継いだ経験が背景にある。それから横浜駅の市営地下鉄からどっかの線に行くのにやたら歩かされた経験とか、新宿の京王線からどっか行くのに一回改札入るみたいな経験が混じってる。

このタイプの夢は下手したら毎年5回以上は見てるしガッツリ疲れるのですごい嫌。
自己分析するにつけ、現実において遅れてしまったら取り返しのつかない事態を恐れているというか、だるく思ってる。なんでそんな一回ミスったら台無しになっちゃうルールやねんっていう。そういう生真面目な現実社会の一切ってバカかよって思ってる。

夢の中でもなんでこんな風に分かりづらい路線図とか造りにしてるねん、こっちは遅れたらまずいから焦って色々やってるけどそうじゃなかったらこんなん絶対使わないしこれ作ったやつガチでカス!って死ぬほどむかついてる。


タイプミス収集しゅる

前提:よろしくお願いします、とタイプしようとしてミスって「よろしく尾根ギアします」ってなったりすると思うんだけどそういうタイプミスあるいは誤変換を収集しようよって事

5. 致死絵(知性)・・・死に至る絵って逆に見てみたい

4. 似た食い(肉体)・・・シグルイみたいな昔っぽい言い方が不吉

3. 過度痛(活動)・・・過度な痛みってもう想像するだけで嫌

2. 重し檻(面白い)・・・ここまで全部ダークな変換なの普通に重い

1. 源氏ア(現在)・・・源氏の「ア」って名前の人って事ならそいつの伝記バリ読んでみたい


再出発する時の名前案

前提:アカウント消して別のアカウント作る時にどういう名前にしよっかなって時とか、何かイベント出る時のかりそめの名前どうしよっかなみたいなシチュエーションの時の名前案です。

10. 純潔坂ミンク・・・髪の毛ふわふわのピンクっぽそう

9. ピュミュ・れっぷる・・・自分に甘いやつそう

8. メロン=ペロン・・・バカで無教養っぽそう

7. 絶影 涙(ルイ)・・・新宿っぽさありそう

6. レポロプル・ベーィ・・・ビーム打ってきそう

5. 場酢亭茄子邸(バスティ・ナスティ[苗字]) きゃんきゃん☆バヤバ(名前)

4. 聖光唖(セピア)

3. ひな

2. ヴィディアにゅにゅ

1. 烈軽光流(れっかるぴっかる[苗字])チンドン君


ロロイニャンの案

27. 名前案→静寂 聖絵(しじま セーラ)

26. バンド名案→テープ、爪、シシャカ

25. びっくりドンキーにインスパイアされた店名案→どっきりゴリラ

24. 曲名案→インターネット・ナタデココ

23. 無印良品のソファでだらしなく座ってる人の名称案:クソ野郎

22. 姫カフェの店舗名の案→イノセント・ブルー

21. コーラにストローさして泡で浮いちゃう現象の名前案:「プリンセス・ワルツ」

20. 雑誌ちゃおで良かったの→読切「アタシしか勝たん!(小森チヒロ先生)」

19. 「こいつ絶対もう終わっただろ」って人が颯爽となんとか舞い戻ってくる時思う事→「つ、つえぇ..」

18. かつて人形町にあったという貝でワインが飲める店→貝一郎

17. めっちゃ濃い恋愛して失恋した人に言いたい事→その傷一生うずくよ

16. 思い出すシリーズ→ロロぷぅって名前の時あった

15. たまに早朝歩く小道で聞こえる鳥の鳴き声、覚えてる限り→チュン、クケケケ、ポゥ、ヂーチュルル、ヂッヂュン、ピッ!

14. 山形について知ってる事→貝喰池っていう神秘的な沼がある

13. もしグミの集合体がモンスター化して襲ってきたら→冷静に「グミ、なんだよね?なら大人しく食べられてなさい。この姫川に―――」って突き放して存在を否定されたモンスターがグミたちにバラバラに砕け散っていくと同時に「―――遊戯終了(チェックメイト)★」ってつぶやく

12. 食べたことないもの→すあま

11. 洋画を紹介するのがメインのブログあるある→ブログデザインの色合いが大体やかましい

10. 天の川きららことキュアトゥインクルの個人曲こと名曲「ハイエンドスター」の歌詞で「あまりに真っ直ぐな言葉であの日もしも傷つけてたらごめん」ってフレーズ考えだしたやつ→いいね

9. ギュスターヴ・モローの絵で好きなやつ→ヘラクレスとレルネのヒュドラ

8. 本当に友達のためを思うあまり真っ直ぐすぎる言葉を発して揉めてしまうの→エモい

7. マックのポテト、カリカリの硬いやつとふなふなの柔らかいのどっち好きって話あるけど→両方好き

6. 夏の終わりの夜風→良い

5. 朝ごはん→ひよこ饅頭

4. 好きなもの→「悠久の刻(とき)」みたいなもの

3. 人と話したあとに「言い方まずかったんじゃ..相手を不快にさせてたらどうしよう..」みたいの見ると→別にいいやんどっちでも

2. 去年から今年にかけて最も聞いた曲→ロードス島戦記のopとed。両方強烈に名曲で無限に聞けるとんでもない楽曲。

1. もしお気にの傘パクされたら→同じ傘をバッキバキに折って切り裂いた状態で同じ場所に置いておいて、その横に「←お前はこうなる」って真っ赤な色で書いた紙を立てかけて置く



ロロイニャンの「してみたいこと」

27. ラーメン屋いってヘリウム吸って「つけ麺(めっちゃ高声)」って注文してみたい

26. 一人旅してみたいけど夜さみしくて眠れなそう

25. めっちゃ濁ってる得体の知れない湖を潜水探索してみたい

24. 通常の大玉ころがしの8倍くらいの大玉転がしてみたい

23. 大金持ちになったらプールみたいな水槽に海蛇とか、あと人工的な沼地みたいなの作って大蛇を住まわせたりしてみたい

22. 人より大きいコンニャクでできたローラーみたいのに全身はさまれたり、エメラルドブルー色のお風呂につかったりしてみたい

21. バスケットボールくらいの大きさの餅をビルの上から落としてみたい

20. もし「ツイッター・丁寧な暮らしアカウント決定戦」とかあったら私はアンダーグラウンド代表としてエントリーしたい

19. 私も白樺の皮で火付けしたい

18. 夏の終わりに夕暮れの砂浜で焚き火したい

17. 一晩中「死」について話したい

16. コーヒーショップやるなら「ペレ」みたいな短い名前にしたい

15. 雨が降ってくるのを待つより泉を探索したい

14. やり捨てされたら「キズモノにされた」って大騒ぎしたい

13. 列車で旅してみたい

12. アニメイトでバイトしてみたい

11. 午前4時くらいに終わる仕事してみたい

10. 東方見聞録で飲み会してみたい

9. 「大切にしてくれないから」って理由で包丁振り回してみたい

8. こんにちは!ってニコッてした瞬間、光の砂になって消滅してみたい

7. 頭おかしくなるまでツイッターしてみたい

6. ネブラスカとかオハイオ州とかアメリカの田舎の小さな町に一週間ずつ転々と過ごしてみたいトータル3年間くらい

5. メンブレ起こしてみたい

4. 何かしてお礼を言われた時は「礼には及びませんよ」って返してみたい

3. 「こんにちはー笑」って言いながら頭からつま先まで横方向に厚さ3cmくらいのバラバラの層になりながら次々と七色の光を放ってそれぞれの層が右へ左へ行ったり来たりしてみたい

2. ダイナマイト身体じゅうに巻き付けて「ごきげんよう♪」って笑顔で爆死してみたい

1. 部屋の床全部人工芝にしてみたい



雑文

「えぶら、かげさんは、れぅ(みかしぎの意)と言った時の事。」
「耳の記憶が頼りだ(思うのだが耳の記憶が自分の記憶だと何の根拠も無く決めつけるのは尚早ではないだろうか?妄想である可能性がある)」と飛び跳ねる千葉県の偏見主義者(病的な偏見は新たな雇用を生むため偏見という言葉の印象は意図的に操作されるべきである)が妙な間を置きながらアルバイト先から盗んできたというタペストリーに緑色の墨で「ひずむ認識、かげる憂国、Auto嘔吐の王」とこれは良いものになるぞと言いながら書きつけている映像を、見ている。テーブルにはカレーパンが一つ置いてあり、横には「目の前が真っ白になった原因は真っ黒な記憶のためであり、自意識が不愉快に感じる証書を発行するチートな方法を友人候補にアラビヤの効果音と共に伝達する白装束の人間が肉眼で魚の国を確認できるのが大好物」と黄土色のインクで書いてある水色のコピー用紙が添えてあり、一度ぐしゃぐしゃに丸められた後に再度広げられたかの如く多量の皺がある。

「しゅきしゅき」と私はカレーパンを持って飛び跳ねる。「カレーパンがしゅき」
私は脳がア〜となる。

「試験は一問でも解いてしまうと、試験を受ける意思があると認められてしまうので、名前すら書かなければ自分の思考が盗まれる事はない」とZ会出身らしい出産主義者が大量の油を壁にしゃっしゃとかけながら映像内で揺れている。アナザーワールドなんだろうな、と予感が浮かぶ。ライチ色のティンパニを先週買った友人から連絡が入る。「ぱぅんぱぅんもしもしぱぅん」「うるさいティンパニうるさい」「ぱぅなにん?」「うるさいよティンパニうるさいよ」「もぱしぅもんし」

「おい新谷!」その人の姓名を叫んだ途端、映像がぱっと暗くなる。だからか・・と私は瞬時に理解し、アンダーグラウンドなんだろうな、と分かったから、アムラサムという存在へそのメッセージをライカル・システムという機器を使って飛ばしてみようかとしたら既にかの人からメッセージが届いてみた。

「Dear ファントム・クロービス殿 最後にあなたと虹のお刺身をセーラムのラウンジで取ってから早3年が経ちましたね」そういう文句でメッセージが始まっていた。それを黙々と読んでいたらよくもよくもよくも!よくも!!と沸々と怒りが湧きあがり、すくっ!と立って(勢いがつきすぎて立った拍子に1cmほど浮いた)私は頭上を見上げて「えぶら、かげさんは、れぅ!」と母国語で咆哮するのだった(私が生涯においてこの忌まわしい文句を唱えるのは後にも先にもこの時と、あとは買ったばかりのハードコンタクトレンズをしたまま友人宅を訪れた際、トイレで手を洗っていたら落としてしまい運の悪い事に手洗いシンクに深紅の花弁が敷き詰められており泣く泣く花弁を一枚一枚分解しレンズを探したにも関わらず見つからなかった時だけである)。先ほどの映像では、売血主義者が復学に向けて世界を共有する到達点を北国で愚かに祈る様子が映し出されており、隣で工作用ハサミをしゃきしゃきいわせている帝国主義者の柔らかい光を放つ人があくびをしていた。

 なお映像は、松井市の市場で購入したものである・・




「まがまがしくて」
まがまがしくて、まがまがしくて、まがまがしくて。

邪悪な妄想に憑りつかれている。

凄惨な場面、あんまりだと目を覆いたくなるような光景。

まがまがしい、呪われている。

否、誰かが呪ってくれているのならまだ救いはある。

このまがまがしさは私の内から生じたもの。だから救われない。

まがまがしい、まがまがしい、まがまがしい。

ひどい妄想。ひどい願望。ひどい現実と夢と目の前と頭の中。

禍々しいあれこれが頭に一杯つまつているのです。




「ばるさな ふら月うぷ日」
緑の丘には心地良い風が絶えず吹いており、そこに腰かけた私は向こうにあるガラス張りの体育館を眺めている。
その室内では空中ブランコ部が練習をしており、ゆやーんゆよーんと夢の様に人が舞っているのだった。
それは死を軽々と超越する意志だと思った。
もしかしたら今わたし達が見ている世界は既に死後の世界なんじゃなかろうかとも思えた。
ふいにベルが鳴ってみてみるとこんなメッセージが表示されていた。
「約束のものを持ってくるのを忘れたけど取りに帰る時間がないので今日は渡せないけど会おうね」。
目的を喪失した面会の軽やかさに私の心はふわりと浮かぶようだった。




「words」
コロン

おかあさまに言ってやる

CRAXI(暮らし)

NYブルックリンのカフェ






「問答集」
Q:永遠にラブ
A:きやすく永遠とか愛とか語らないでよ

Q:不安で泣いてしまった夜はありますか?
A:ほぼ毎晩泣いてますね..朝も..ていうか一日中すぐ泣いたりしてます..

Q:ロロイニャンパンチ喰らったら浄化されそう
A:うるせえんだよ先公

Q:どんなプレゼントをもらったら嬉しいですか?
A:金銭、金目のもの

Q:八方美人の人ってどう思う?
A:SEX-KIDSだな、って思う

Q:ポメラニアンと柴犬どっちの方がカワイイと思う?
A:ポメラニアンは種として人類を忌み嫌ってそう

Q:おっさんなのにこじらせてる人、どう思いますか?
A:おっさんでもおっさんじゃなくても、こじらせた末に見えるものがある

Q:青森の駅前の市場に米屋はありますか?
A:第二次世界大戦時の暗号みたいな事言うな

Q:ジャックドーシーが誰か知ってますか?
A:ミステリー小説の冒頭みたいな事言うな

Q:傘の布が骨から外れてしまったことある?
A:ラテンアメリカ文学の文体みたいな事言うな

Q:生まれ変わったら、何になりたいですか?
A:星くず..かな

Q:ロロイニャン、姫の定義を教えて下さい。姫の素質とは?
A:色々あるけど一言で言うと「運」かな。頑張っても間違った方向だったら無意味だし。運を掴むにはノリ良くないと掴み損ねるし、なので基本スタンスは「プリティたれ」。プリティじゃない姫なんていないし。主人公は常にプリティ。さすれば運もおのずと味方する。




「ジューススタンド・ダイアリー −1」
「もしもしパパあ!?」

大音量のクラシックが響きまくる部屋でアツ子はパパに呼びかけるが音量が大きくてパパはうまく聞き取れないらしい。

パパあ!?パパあ!?

電話の向こうのパパはアツ子が何を言ってるのか分からないらしく返答が曖昧でアツ子は段々イライラして仕方がなくなる。

パパはグズ!!

そういってスマホをソファに投げ捨てて、床のペットボトルをぱきぃ..!と踏み潰し時計をにらみつける。

--

結局バイトの時間には間に合ったけどアツ子はパパのグズさにまだイラついていたが、ちょうど交代の時間で「あらアっちゃん」と森沢さんが声をかけてきたのでいつもの良い子スマイルで「おちゅかれさまですぅ!」と笑顔を見せる。

アツ子はこのジューススタンド「もんとわれれ〜る」でもう一年半もアルバイトをしている。

この店の佇まいが大好きで色合いとかもだいちゅきだからだ。

バイト料はささやかなものだけど彼女にとってこの空間にいられるというのは他の何にも代えがたい幸福なのであった。

お店の中から見える駅の雑踏、ざわざわとしたどこかこもった音、色んなお客様たち..彼女にとってそこはワンダーランドそのものだった。

ペコ。

スマホが通知をその音で知らせる。きっとパパだ。

前掛けのポケットのスマホをちらっと見ると「パパ −ごめんなシャイニールミナス」と表示されていたのでアツ子はぎり..と歯ぎしりをする。

--

お休憩の時間に早速パパにテルをして「もしもしパパあ..!?」と。

でもちょうど帰宅ラッシュ時の駅の雑踏が二人の会話をかき消して、パパあ!?ねえちょっとパプ!?といくら言っても向こうは向こうでざわざわ音がしてどうも聞き取れないらしい。

ったく、グズパピィ!!

アツ子はそう言って通話を終了させまたエンジェルスマイルを振り撒きたいだけ振り撒くのだった。

<続>




「Visionary Vacation」
#833
 上質の音楽を聴いている時の感覚。あえて視覚でそのイメージを表現するならば、壊れ行く塔を映したフィルムを逆回転で見るのが一番近いと思う(ただし、はがれて落ちる壁の破片が重力にそって加速して落ちていくのを逆回転させると、最初は速く地面から元あった場所へ破片が戻るが、まさに剥がれ落ちる瞬間へ近づけば近づくほど速度が落ちる。これは正しくない。むしろ地面から解き放たれる際にはゆっくりと、やがて加速していくのが正しい)。


#71
 そこにモノがあっても、認められない。知っているのに名前が出ない。有るのに無いように思える。まるで幽霊のように思える。つまりモノの幽霊。モノ、例えば消しゴムなんかが根源的恐怖を纏って静かに佇んでいて、私はそれを恐れる。


#240
 二つの事象があり、例えば一つは芽生え咲き行く花、もう一つはすでに咲き終わり枯れ行く花だとする。通常は咲き行く方へ意識が行くのだ。そして私はその様子に囚われる。だが、頭の芯は常に枯れ行く様に囚われる。「あなたはどちらを見ているのだ」と問われれば、例え咲き誇る花を視覚的に捉えていたとしても「枯れ行く花」としか答えようが無い。


#6397
 別の世界があるのを発見したのではなく、別の世界に来てしまった感覚に囚われているだけだと分かる。これは、同じ事を違う様に表現している様で、実はまったく違う事を言っているのだ。


#1052
 恐らく、通常の「人」として判断をつけるための材料が一切無くなり、代わりに感覚だけがおびただしく敏感になっている。つまり感じる事は感じるが、それをどうする、という段階になると、どうだって良くなってしまう。例えば、とても小さい音で自分の名を呼ばれる事をすぐに明確に察知するが、「何?」と声を出す事に意味は感じない。お湯が沸いてやかんがぴーっと五月蝿く喚いても、その音の音程を聞き分けたり、やかんの中で沸騰するお湯の温度などをリアルに想像したりするのだけど、火を消して音を止めようなどとは微塵も思わない。


#93
 舌を出して舌の付け根の左右の部分を乾かすと得られる感覚はなかなか貴重だ。それは体のツボを押すとその刺激により別の部分が改善される様である。否、嘘である。ただこの乾く感覚が素敵なだけであり、理由は他に見つからない。同じ身体の心地良い刺激でも、例えば身体のツボを押して気持ち良いのは、血行促進の故であり、性器への刺激も性交のために必要な感覚だ。しかし舌の付け根の乾きの感覚は、その様な煩雑な理由から解き放たれた透明な快楽だ。


#4828
 例えば、水の塊が落ちていく様を録画してスローで再生して見るとするね。塊は地面に落ちて、弾ける。その弾ける様はルールに従って「そうあるべきの通りに、そうある様に弾け飛ぶ(要素としては、水の体積、引力などなどが絡み合ったいわゆる必然の結果)」。つまり、弾ける様は数字で表す事が可能であるし、シミュレーション上では何度でも「同じ様に再現させる事が可能」なのだ。これが何を示すか既にお分かりだと思うが、「このルールは水に限った事ではない」のだ。大胆に言えば、人の言動もルールに従っている。私がこのような文章を書くのもルールに従った結果なのだ。誰がそのルールを敷いたか?ある人はその神秘性により神を見出すが、例え神が居るとしても彼さえもが必然の産物であると私は言い切りたい。


#1602
 立ち尽くす、立ち尽くす、立ち尽くす。「有る」と「無い」の境界線が混じってしまっているので、立ち尽くしてしまう。思考と感覚は生きているのに、認識が死んでいる。自分と世界の両方が、生命でも無く幽霊でも無い存在になる。


#991
 そこにモノがある事を認識できるが、「し切れない」。つまりポケットに手を突っ込んで、中に何かがあるのは分かるが、掴めない。もちろん指先はそのモノに触れている。しかしそれを取り出すまで、思考が繋がらない。例えばジュースが飲みたくてお金を取り出して自動販売機に入れるとしよう。ここで心に浮かんでいるのは「ジュースが飲みたい」「お金が必要」「お金はポケットにある」「手をポケットに突っ込んでお金を取り出さなければならない」「手をポケットに入れる」「ポケットの中の狭さを感じる」「ポケットの温度を感じる」「ポケットの奥深さを感じる」「視覚で確認出来ないポケットの中を指の感触だけでまさぐる、という事実を感じる」「視線はポケットの外だが、脳が触覚からの情報を元にポケットの内部を描く」…七面倒くさい事山の如しである。もはや「ポケットの奥深さを感じる」あたりで挫折してしまう理由がお分かり頂けただろうか?


#4352
 左右対称というのはある種の永遠を孕んでいる。物事は左右対称に一見すると捉えられ勝ちだがそれは幻想だ。自ら高尚な動物を称する人間でさえ、その身体は左右対称では無い(ここで言うのは、左側と右側が少しの狂いも無くまったく対称、という訳では無い、という意味)。完全な左右対称は言葉およびデータでのみ可能だ。一つのものが完璧に反転されればある種の美しさを持つ。例えばqとp。更に一個体ではY、W、M、X、A、H等がそれに当たる。そしてそれらがループされる時、美しさを越えて根源的な快楽を産む。  


#584
 混んでいる駅のホームなどで、あまり牛歩でいると勝手に惑わされてしまう。通常のペースではなく歩行する。前の人に当たらない様にじりじりとついていく。全体のペースを乱さぬようにできるだけみんなに合わせて歩く。じりじりじりじり。その内、脳がじりじりして気持ちいいような漏らしてしまいそうなぎゃあぎゃあ喚いて暴れ出したい様な気持ちになるが、そんな事この状況で最もしてはならない事であるが、その事実がより拍車をかけるが、そんな事はしてはならぬので余計に脳がじりじりする。


#939
 元々の規範/ルールを失ってしまうが、「かつて有していたはずである」というのはおぼろげならが覚えている。なので、現状はルール無しの極めて不安定な状態である、と自覚する事になる。ただし、その自覚さえもがルールが無い状態での認識なので、すなわち勘違いであるやも知れない不安に囚われる。加えるなら「それは勘違いである」と判断するにはルールが必要なので、答えは出ない。


#2002
 例えばBPM110くらいの音楽を聴いている。通常はそれに合わせて身体でリズムを刻むが、より濃い状態になると、身体がリズムを刻むBPMは70だったり、150だったりする。そうして、公倍数ごとに合致する事で良しとしようとする。


#5361
 記憶というのは、その時の情景を思い浮かべる事だと主に考えられ勝ちだが、その他の形態もある。すなわち、匂いや感触がそれである。言語が未発達であった頃の記憶は感覚で記憶される。そして記憶と認識されずそのまま流れていってしまい勝ちな記憶に、「当時の思考形式や判断ルール」などがある。つまり精神が未熟であった頃の、しかしいわゆる成人的な判断を良しとしなかった頃のそれらというものは、知らず知らずの内に塗り替えられてしまったものであり、それ自体を記憶として思い返すのは少々困難である。それらは情景や感覚と違って観念的なものなので、実体を持たない。「当時の習慣」と言い換えても良い。その当時のみ有効であった生活リズムもそれに当たる。


#44
 モノの音というものがある。例えば木の枝に溜まった雪が落ちたり、消し忘れた火が大きくなった時のものなど。人がまったく居ない状態で、その類の音が発生する時、その音は神聖さを帯びる。人の聴覚で認識された音は人の奴隷になってしまい、俗化してしまうが、その不幸な運命から逃れた音は一つの生命と化す。それを証明するのは簡単で、無人の状態にテープレコーダーを仕掛け、後日聞いてみれば分かる。



リンク

逃げても逃げてもうれしくて / 煩先生さま























































ロロ通
vol.13
2020/7/2 もっとテレたい号
チーズはどこへ消えた?、Sorry to makoto、百頭女など


ロロ通 いっこ前の
vol.12
2020/6/12 感度の光度や鮮度号
ベストツイート、お散歩の記録、茨木のり子、プールすこ?など


バックナンバー
vol.0
2020/2/20
「むっちゃ麺が少ないらーめん」、「乱れシャルロット」など

vol.1
2020/2/18 手抜きでハッピーゲトっちゃお!号
神話、テレパシー、ロマンティックさ、セレンディピティ、想い、つけ麺大盛食べてる時って、色んな自己紹介の仕方、など

vol.2
2020/2/26 毒にも薬にもなるもの号
ねこぢる、LSD、おススメお菓子info、姫川バテ、失夢症、おススメyoutubeなど

vol.3
2020/3/3 苦悩と退屈の間を揺れ動く号
疫病、ショーペンハウエル、エネルギー保存の法則、おススメお菓子info、失夢症、おススメyoutubeなど

vol.4
2020/3/11 人の行く裏に道あり花の山号
渋谷の喫茶店、海辺の町の喫茶店、おススメお菓子info、おススメyoutubeなど

vol.5
2020/4/1 好きなように生きる号
スヌーピー格言、アドラー心理学、アインシュタイン、SEXはださい、美しいと思う単語、おススメWikipediaなど

vol.6
2020/4/10 心の地図を光にかざす号
犬の見てる世界、蛇の舌、おススメ品info、行ってみたい場所、おススメWikipediaなど